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無謀流将棋の真髄 ホーム »2014年03月
2014年03月の記事一覧

電王戦 豊島-YSS 感想  

電王戦 第3局 豊島-YSSの感想を書きます


今回は対局終了後すぐに書いているので記者会見の内容や局後の感想を全て聞いてから書いたわけではありません


序盤、ちょっとした駆け引きがありましたが、先手の豊島先生が横歩取りに誘導しました

事前情報では横歩取りの必勝手順があるという噂もあったので、とても興味深かったです
また、3手目に秘策があるということでしたが今回は出なかったです(たぶん76歩34歩に96歩が秘策?)

YSS1.gif
そして、問題の局面です
後手は△62玉としましたが、通常は△52玉もしくは△41玉です

ここで豊島先生は機敏な仕掛けをします!

YSS2.gif


角交換をして▲21角と打ちました

YSS3.gif

玉が△52玉型なら43の地点に利いていますので無効ですし
△41玉型なら金に紐がついているので無効です

しかし△62玉型なので成立しました

ここで金取り、もしくは角成をどうやって受けるかですが

YSSは△31銀と引いて受けましたが、早くもこれが敗着に近かったかもしれません

豊島先生は△44角と思っていたらしいです

僕は△25歩もあったかな?と思いました

以下、飛車を成りこんですでに先手が少し有利になりました


YSS4.gif

銀取りを受けつつ反撃を含みに角を打ちましたが、▲48銀が力強いと感じた受け

いずれ△28歩や△24飛があるので銀は上がりにくいと思っていましたし、現状壁になっています

以下、後手のYSSも角を打ち香車を取り合う展開になりました

YSS5.gif
この桂跳ねがとても味の良い手です
馬の働きを押さえつつ、桂馬を活用できるので後手はもたもたしているとどんどん不利になってしまいます

よって後手も飛車を大転換をし、角を犠牲に龍を作り垂れ歩で攻め込みます


YSS6.gif

先手は右も左も壁になっているので、一方から攻められると壁が祟ってつらいです

しかし、この局面で▲39金が壁を改善しながら龍を捕獲する好手でした

YSS7
そして壁を解消して龍を取りかなり安全になりました
この局面はすでに先手が優勢だと思います
▲42飛と打つ手がかなり厳しいことと、後手からの攻めが△89歩成しかないこと、右辺の壁は解消されているので入玉までみえることがあります

ここからの豊島先生の指しまわしは磐石でYSSに逆転の余地はなかったです


YSS8.gif

頑張って手を作りますが、この△14金がつらい一手でした
▲13龍と侵入されるのを防いだ手ですが、ここに金を使うようではこれ以降金の活用が見込めません


以下、豊島先生は後手の指し手をなくし逆転の芽を完全に摘み切る磐石な指しまわしで勝ちました


YSS9.gif

これが投了図ですが
先手玉は最後まで居玉でした



結果は豊島先生の圧勝でしたが、YSSが決して弱かったわけではありません

事前の研究(△62玉に角交換から▲21角)
その後の逆転を許さない圧倒的で完璧な指しまわし

また、序盤の1手が終盤に即直結をする横歩取りに誘導した戦型選択の上手さ


全てを以って勝つべくして勝ったと思います


将棋をあまり詳しくない方には一方的な展開ですので、見ていてつまらないかもしれませんが、僕はソフトに勝つにはこういう展開が1番多くなると思います

相手(ソフト)の力を出させないのもまた技術 将棋の強さです


準備と本番

全てが完璧でソフトに勝つにはこれくらい完璧にしておかなければならいということが改めて証明された一局だったと思います


また、将棋の発展という点では△62玉は危険ということを証明してくれたYSSにも感謝します

自分が先手を持ったときに△62玉をされた場合の咎め方を教えてくれる1局になったからです



プロの1勝2敗になりましたが残り2局もおもしろい将棋を期待します

あわよくばプロに勝って欲しいものです



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category: 将棋 話題

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横歩取り△45角戦法を完璧に対策する-その13-  

▲76歩△34歩▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲78金△32金▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△同飛▲34飛△88角成▲同銀△28歩▲77角△88飛成▲同角△29歩成▲11角成△39と▲同金△25角

45角戦法54
以前 コメントでご指摘をいただいた変化を僕なりに研究してみました

ここで▲32飛成△同銀▲55飛とするのがご指摘いただいた変化です


45角戦法55

どうやらこの飛車は詰めろ角取りになっていて、△47角成は▲53飛成から即詰みです

しかし、下手に飛車成りを受けると今度は角を取って先手勝勢です

よって△82飛と詰めろを防ぎながら△89飛成を狙う攻防の一手が最善だと思いますが

▲83歩が手筋の叩きです


45角戦法56

この歩を取るともちろん▲53飛成から詰みます
しかし、横に逃げると角が取られるので
後手は△47角成とするしかないです(次に△37馬と王手飛車を狙う)

以下

▲53飛成△52金▲42金△61玉▲82歩成として下図

45角戦法57


これで先手勝ちですね

先手玉は詰みがありませんし、後手玉は▲52龍までの一手詰みです

△82同銀は▲52龍から詰み
△53金は51飛から詰み
△42金は51飛打で詰み



ということで、一番上の図の△25角には今まで紹介してきました▲24飛より▲32飛成~▲55飛の方が明快です



つまり

この攻めは後手としては無理筋で先手が勝つということです
45角戦法45



おさらい
初手から
▲76歩△34歩▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲78金△32金▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△同飛▲34飛△88角成▲同銀△28歩▲77角△88飛成▲同角△29歩成▲11角成△39と▲同金△25角▲32飛成△同銀▲55飛△82飛▲83歩△47角成▲53飛成△52金▲42金△61玉▲82歩成

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category: 横歩取り45角戦法

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横歩取り△45角戦法を完璧に対策する-その12-  

初手から
▲76歩△34歩▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲78金△32金▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△同飛▲34飛△88角成▲同銀△28歩▲77角△88飛成▲同角△29歩成▲11角成△39と▲同金△25角▲24飛△47角成▲48金
45角戦法47

ここは分岐点で、
1.△23歩
2.△46馬です

今回は
2.△46馬です

45角戦法51
以下
▲21飛成△47銀▲49香△48銀成▲同香△57馬▲68金

として下図

45角戦法52
この▲68金が遊んでいた金を活用しながら守りを厚くする好手で後手の攻めは切れ筋です

以下、△47桂▲同香△同馬▲48歩△46馬▲47銀△54香▲58歩
と進んでハッキリ先手良しです

45角戦法53

とにかく一旦受け切ってしまえば先手からは

24桂や33馬や22馬や8筋に飛車を打つ狙いもあり攻めには困りません

最終図以下、△35馬と逃げれば▲85飛 △64馬と逃げれば▲24桂という要領です




次回はコメントで頂いた手を僕なりで研究してみましたのでそちらを発表します


おさらい

初手から
▲76歩△34歩▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲78金△32金▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△同飛▲34飛△88角成▲同銀△28歩▲77角△88飛成▲同角△29歩成▲11角成△39と▲同金△25角▲24飛△47角成▲48金△46馬▲21飛成△47銀▲49香△48銀成▲同香△57馬▲68金△47桂▲同香△同馬▲48歩△46馬▲47銀△54香▲58歩

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第63回 NHK杯 決勝 丸山-郷田 感想  

NHK杯決勝の感想を書きます

僕の戦型予想は

角換わり もしくは 一手損角換わりになると思いました

また、そうなると超得意な丸山さんが有利なんじゃないか?と思っていました


しかし実際は横歩取りになりました

それも僕が大好きな青野流です


決勝1

この△41玉というのはやや珍しい手で、通常は△42玉型か△52玉型にします

理由は青野流という戦法は両方の桂馬を跳ねて53の地点に殺到する狙いがあるからです

だから玉で53の地点に利きを増やして一種の先受けをするのが相場でした



決勝2

お互い普通に駒組を進めて先手は▲45桂と仕掛けました

早いように見えますが、先手はこれ以上駒組をしなくても良いということです(やろうと思えばできる)

後手は23銀~74歩~73桂などやりたい手はそこそこあります


決勝3
郷田さんは長考をして△37歩と打ちました

角取りを無視した凄い手です

僕は対局後、ひとりでじっくり調べてみましたが、この手がすばらしすぎる一手で僕は先手を持ってよくすることができませんでした


そこで後手の陣形をあくまで僕なりに意味を考えました(あくまで1人のヘボアマが勝手に考えているだけです)

1.△94歩と突いているので、▲97角として53の地点に利きを増やす手を牽制している
2.△37歩と打ち先手の攻めを催促することで▲77桂~▲65桂と援軍を送る暇を与えない
3.角や桂の援軍が来ないなら△41玉と(早逃げ)している方が52玉や42玉より堅いし遠い


僕は完璧だ・・・と思いました

ちなみに、▲33桂不成△同銀となるとこれが飛取りになって、飛車銀両取りの局面になって駒得と言えど先手は忙しすぎると思います

もしかしたら郷田さんは△45桂跳ねをしないで77桂~87歩~97角と力を溜めると△52玉と戻して早逃げから先受けにするつもりだったかもしれません


この37歩はこれまでの定跡を見直さないといけないかもしれないです

それほど衝撃的な手でした(僕の中では)

決勝4

そこからの郷田さんの指し回しは完璧でした

単騎で跳ねた桂を狙いながら、45飛とした局面が飛車成りもみてさらに駒得もしていてすでに後手優勢です


丸山さんはいろいろ手作りをしますが・・・


決勝5

この△42銀打がお株を奪う激辛流

ここから先手は▲72歩と垂らして、と金を狙いましたが41玉型の遠さが活きて

一気に寄せ切ってしまいました


決勝6
この図が投了図で後手の郷田さんが優勝しました




丸山さんには珍しいぐらいの大差になってしまいましたが、郷田さんの指し手は完璧でした


決勝の舞台にふさわしいおもしろい対局だったと思います


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電王戦 佐藤-やねうら王 感想と電王戦の現状の感想  

やねうら王-佐藤紳哉の感想を書きます


やねうら1
序盤早々、やや独創的な出だしではじまり
この局面がはじめの大きな分岐点だったと思います
△77角同成とすれば、いきなり激しいことになります

佐藤先生は△42玉として穏やかな展開を選びました

やはり一発勝負では最善が角交換だったとしても実戦真理としてはじっくりしたいと思います
なによりじっくりするのは佐藤先生の棋風だと思います


やねうら2
独創的な出だしからしばらく駒組みを進めると
四間飛車VS穴熊になりました

僕はこの局面はあまり居飛車を持って自信がありません

理由は2つあります

1.角が使いにくい
穴熊戦では角を51~84に持っていくことがよくある展開ですが、今回は少しその手が遅れているような気がします

2.43金が浮き駒
43金+32金なら43金は浮きませんが、今度は32金が浮いてしまいます
そこが穴熊の難しいところです

僕が穴熊をするといつもこの2点が難しくてうまく指せません


しかし、実際は玉の堅さが居飛車良しなので居飛車が指しやすいと思います


やねうら3

佐藤先生はいきなり△86歩と仕掛けました

僕はもう少し陣形整備をするのか、△72飛と揺さぶると思いました

解説では△75歩からの順はどうか?と言っていました

やねうら4
やねうら王は、桂損覚悟で穴熊を乱してきました

この単騎桂跳ねはさすがに無理攻めだったと思います


やねうら5
数手進み後手が桂得を果たしました

△25歩と積極的に良くしにいきました

ここは棋風ですね

僕は△32金(角切りを先受け)と陣形整備だと思いました


やねうら6
この▲64歩がすばらしいタイミングでした
本譜は△同歩▲65歩△同歩▲64歩と継ぎ歩からの垂れ歩という教科書のような手筋を使いました

対局後佐藤さんは、△64同銀とするべきだったと(少しうっかり)後悔していました
また、△65同歩ではなく、△45歩はどうか?という解説もあったと思います(少し記憶が曖昧で申し訳ない)



やねうら7
歩成を受けるため△83飛と浮きましたが

これは素人目でみても味の悪い手だと思います


2段目の飛車の横利きがなくなり、飛車の性能が大幅に下がりますし、何よりただ受けただけの手でした


ここは佐藤先生を責めるより、やねうら王の一連の手順がすばらしかったと誉めるところですね

やねうら8
しばらく進み、佐藤先生は飛車を成り、端を破りましたが

やねうら王は金銀を取って43と と絶好の位置にと金ができました

この局面は先手が良いと思います


やねうら9

懸命に佐藤先生も手を尽くし少し盛り返しますが

この△48金引が最後のすばらしい手でした

玉の逃げ道を増やしながら龍切りにも強くなりなかなか寄らない形になりました




終盤はどうやらまだまだ紛れがあったようですが、僕レベルでは全くわからいです

結果は

先手のやねうら王が勝利しました


人間としては非常に残念な結果ですが、将棋の内容はとてもおもしろいものでした



佐藤先生は83飛など悔やまれる手があったので、不完全燃焼の1局になってしまったと思われます

しかし、やねうら王の開発者様が記者会見で発言したように

1回のプロの敗北でソフトの方が完全に強い プロは弱いと認識するのは間違いだと思います





ここからは、完全に僕個人の意見ですが


プロの2連敗です

第2回から言えば1勝5敗1分です

ほぼ1-6と考えていいでしょう


その原因は本気度の違いだと思います


ソフト開発者は本気でプロに勝つために切磋琢磨して開発しています

プロもプロに勝つために本気で切磋琢磨しています

しかし、プロはソフトに勝つために本気で取り組んではいません

もちろん電王戦に出る棋士は本気で取り組んでいると思いますが

プロ棋士全員がソフトに対して本気に勝ちにいってるようには見えません


ルール改正をして前回よりプロが勝ちやすい条件になりました

その中で開発者はプロに勝つためにソフトにプロの棋譜を入れるなどをしてプロに勝つための開発、プロ将棋の研究、ソフトを強くすることをしてきました


しかしプロはソフト対策はあくまで個人レベル

大きな規模はわかりませんが、プロ全員で対策しているとは思いません


つまり、ソフト側はプロのデータがたくさんありますが、プロ側はソフトのデータがほとんどありません


この差が出ているのだと思います


ソフトと対局したプロ棋士は口を揃えて「思ったより~」「想像以上に~」「予想外に~」というニュアンスの発言をしています


正直にいって僕も同じ感想です

思った以上に、想像以上に、予想外にソフトは強いです


しかし、プロが絶対に勝てないのか?といわれれば、将棋の内容をみれば明らかです

少なくとも互角は戦えています

しかし現状は1-5-1です

この差はやはりソフトの棋風 ソフト対して絶対にやってはいけない手 などがあまりわかっていない状態で戦っているからです


ですので、菅井先生が言ったように、10年後はプロが勝つというのは正しいと思っています


ゴキゲン中飛車の全盛期は対策がよくわかっていなかったけど、超速が出てから勝率が下がったみたいな感じです

対ソフトの超速がない状態なのです



人間とソフトの共存がこれからの将棋のテーマです


少し前まではソフトがプロに勝つために試行錯誤しました

その結果互角(僕はそう思っています)まで来ました

今度はプロがソフトに対して何かアクションを起こす番だと思います




1番いいと思っているのは

全棋士+アマ+ソフト参戦の棋戦を作ることです


それならプロもソフト対策をプロ全体でするようになるでしょう

予選はリーグ戦かトーナメント
最終決戦は番勝負
ソフトが優勝したら開発者に賞金

近い将来このようなものが出来ると思いますし、作らなければならないと思います








第3局以降の対局もこれからの将棋界も楽しみにしておきます

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横歩取り△45角戦法を完璧に対策する-その11-  

初手から
▲76歩△34歩▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲78金△32金▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△同飛▲34飛△88角成▲同銀△28歩▲77角△88飛成▲同角△29歩成

45角戦法45

という手順を発見?しました
将棋世界の講座に載ってましたので研究しました


図以下
▲11角成△39と▲同金△25角▲24飛です

45角戦法46

ここで△33桂は▲48金△22銀打▲21馬として先手よしです

45角戦法49
よって、△33桂ではなく、△47角成▲48金として下図


45角戦法47
ここは分岐点で、
1.△23歩
2.△46馬です


1.△23歩
45角戦法50

以下

▲84飛△83歩▲86飛△14馬▲21馬として結果図
45角戦法48
これで先手よしです


ちなみに、△14馬ではなく、△46銀には▲47金△同銀成▲68玉で先手よしです




おさらい


初手から
▲76歩△34歩▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲78金△32金▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△同飛▲34飛△88角成▲同銀△28歩▲77角△88飛成▲同角△29歩成▲11角成△39と▲同金△25角▲24飛△47角成▲48金△23歩▲84飛△83歩▲86飛△14馬▲21馬


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電王戦 菅井-習甦 感想  

菅井-習甦の感想書きます


戦型は菅井先生の先手中飛車でした


後手の習甦は△63銀型でした
すがいしゅうそ1

僕のあさーーーーーーーい経験上では△63銀型はあまりいい形ではないので、玉頭方面3~5筋で戦いを起こすと△63銀が遊び駒になるので勝ちやすいと思っています


逆を言うと

この△63銀が働いたり捌けたりしてしまうと居飛車がよくなってしまいます


本局は中央~左辺でまず戦いが起こりました
すがいしゅうそ2

そして△63銀が捌けてしまいました

そこから菅井先生は▲48飛車と周り右辺から攻勢しましたが
すがいしゅうそ3

すでにこの局面では居飛車が少し指しやすいと思います



こうなると大駒を一気に捌く展開にはならないので、お互い金銀を使っていかに4~6筋を押さえ込むかという戦いになります


しかし、後手の方が押さえ込みに適した陣形なうえ、先手は角道が止まっているのが致命的です

菅井先生は▲65歩と一気に決戦に出ました
すがいしゅうそ4

局面的には最善ではないかもしれませんが棋風に乗っ取った一手です



後手の習甦は△42飛とまわりました
すがいしゅうそ5

この手がすばらしかったです

遊んでいた飛車の活用で攻めの厚みが増えました


その後菅井先生は懸命に指しましたが

習甦の指しまわしが完璧でしっかり先手陣を押さえ込んで後手の習甦が勝ちました




菅井先生は残念ながら敗北してしまいましたが、棋風に乗っ取った手を多く採用しており敗戦ながらも菅井先生らしさ溢れる将棋だったと思います

僕はこの将棋をみて、菅井先生は今以上にもっともっと強くなると思いました


菅井先生はソフトの必勝法をみつけるようなことをせず、上達のために電王戦に出でていましたのでその点ではすごく好感が持てました


また、習甦の開発者様もその菅井先生の態度に敬意を表していて、とても良い対局だったなと改めて思いました



プロVSソフトとしてみるとプロの1敗ですが

菅井先生の将来としてはとても大きな意味のある1敗だったと思います


菅井先生はこの1敗を糧にプロ棋士に100勝してほしいですね!



総括:ソフトの対抗形は序盤ほぼプロ

category: 将棋 話題

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相掛かりでハメる!-その6-  

初手から
▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△87歩▲23歩△88歩成▲同銀△35角▲28飛△57角成▲22歩成△同飛▲同飛成△同銀▲23歩△31銀▲68金

相掛かり24

2-1-B.△56馬


相掛かり28
この手に対しては
▲26飛と打ちます
以下、△47馬▲22歩成△25歩▲31と

と攻めあいます


相掛かり29

△26歩▲41と△同玉▲23角△52玉▲38銀△46馬▲32角成

として結果図です

相掛かり30


これは飛車は取られましたが、2枚換えなのでいい勝負だと思います


一直線に攻め合うとこのようになりましたが、相掛かりはまだまだ未解明なので、もっと面白い変化があるかもしれません

あくまでも変化の一例にすぎないということです



今回でハメ取り相掛かりの研究を一旦終了しますが、また面白い変化があれば書いていきたいと思います


おさらい

初手から
▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△87歩▲23歩△88歩成▲同銀△35角▲28飛△57角成▲22歩成△同飛▲同飛成△同銀▲23歩△31銀▲68金△56馬▲26飛△47馬▲22歩成△25歩▲31と△26歩▲41と△同玉▲23角△52玉▲38銀△46馬▲32角成


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category: ハメ取り相掛かり

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相掛かりでハメる!-その5-  

初手から
▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△87歩▲23歩△88歩成▲同銀△35角▲28飛△57角成▲22歩成△同飛▲同飛成△同銀▲23歩

相掛かり19



ここで後手の選択肢は

2-1.△同銀

2-2.△31銀


今回は

2-2.△31銀です

相掛かり23

▲68金として馬に場所を聞きます

▲58金左もあるのですが、▲68金の方がバランスがいいです

相掛かり24

ここで、またまた後手の選択肢です

例えば、△24馬は▲84飛でダメなので

2-1-A.△47馬
2-1-B.△56馬

どちらかだと思います


2-1-A.△47馬
この手には▲38角と合わせます

相掛かり25

この手に△46馬と逃げるのは、▲22歩成△同銀▲26飛で先手良しです
相掛かり26

よって、△同角と取りますが、
▲同銀△28飛▲65角△74角▲同角△同歩▲83飛として先手指せます

相掛かり27




おさらい
初手から
▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△87歩▲23歩△88歩成▲同銀△35角▲28飛△57角成▲22歩成△同飛▲同飛成△同銀▲23歩△31銀▲68金△47馬▲38角△同馬▲同銀△28飛▲65角△74角▲同角△同歩▲83飛




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category: ハメ取り相掛かり

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相掛かりでハメる!-その4-  

初手から
▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△87歩▲23歩△88歩成▲同銀△35角▲28飛△57角成▲22歩成

相掛かり3

前回まではこの局面で


1.△同銀
とする変化を見てきましたが、先手がやれるということでした


今回からは

2.△同飛
です

相掛かり18


この手が最善手で定跡です

定跡書では、以下▲23歩△12飛と進むのが一般的だと思います

ここでは、図から▲22同飛成△同銀▲23歩とするのが裏定跡で研究手です

相掛かり19

ここで後手の選択肢は

2-1.△同銀

2-2.△31銀

です


今回は2-1.△同銀です

相掛り22

以下、▲22歩△47馬とお互い桂馬をとりにいきますが

▲38銀と1回弾いておき、△57飛▲68玉△46馬▲21歩成△28歩と進みます

局面は後手の大駒が両方成れますが、先手の桂得です

そして、先手は桂馬を取られそうなので、ゆっくりしていると桂得の主張がなくなりますので

▲22角が狙いの一手

相掛かり20

次に▲33角成とされると王手銀取りですし、香取りでもあります

以下、一例ですが

△56飛成▲78玉△32銀▲31と

相掛かり21

これで先手良しです




相掛かりはまだまだ定跡が完全に整っていないので、今回上げた変化も1例にすぎませんが、桂を取ってから22角は常に狙いの1つになるので応用はしやすいと思います

迫られたときの受け方(68玉~78玉)もこの戦法ではよくでてくる手筋だと思います




おさらい
初手から
▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△87歩▲23歩△88歩成▲同銀△35角▲28飛△57角成▲22歩成
△同飛▲同飛成△同銀▲23歩△同銀▲22歩△47馬▲38銀△57飛▲68玉△46馬▲21歩成△28歩▲22角△56飛成▲78玉△32銀▲31と






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category: ハメ取り相掛かり

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棋譜ノートをつける  

久しぶりに将棋の勉強方法を紹介します

それは棋譜ノートです


棋譜ノートには2種類あります

1つはプロの棋譜をノートに取って記録することです

棋譜並べの勉強方法についての記事で森下流棋譜並べを紹介しました


プロの棋譜を並べる効果はこちらを参考にしてください

今回紹介するものの1つは、リアルタイム記録です

最近はネット配信が多くなりリアルタイム観戦もできるようになりました

プロの対局には記録係りという人がいますね

その人と同じ立場になってリアルタイムで棋譜を記録していくというものです

こうすると、実際の対局者が考えている時間に自分も手を考えてということができるので、より印象に残る一局になります

後日並べ直すときも、あの時はここの解説おもしろかったなーとかこの手すごかったなーとか思い出もできますね

リアルタイム棋譜記録は旅行先での写真のようなものです





そして、今回紹介するもう1つ こちらがメインなんですが

それは


自分の対局の棋譜をノートに取るです


やり方はいたって簡単です(ネット対局の場合)

1.対局する

2.棋譜をノートに書く

3.ソフトと検討する

4.検討結果をノートに書く

5.強くなってから並べなおす


順に説明していきます

1.対局する
ネット対局と道場などのリアル対局がありますが、ネット対局をおすすめします

リアル対局は相手の了承を得てからなら問題ありませんが、面と向かって棋譜を取ることに夢中になって対局事態が疎かになってしまえば意味がありません

まずは、目の前の対局に集中します

ネット対局なら自動的に棋譜も保存されるので、対局後に見直すには楽ですね


2.棋譜をノートに書く

こちらの画像を見てください
棋譜ノート

まず、対局日と対局者(最低でも先手後手どちらが自分か、付け加えるならレートもあり)そして戦型を書きます

棋譜は1.7六歩 2.3四歩と書いて行きます


先手後手を▲△であらわすと塗りつぶすのが大変ですし、△▽であらわすと、わかりにくいです

よってオススメは、1.2.3.と書いていくことです 奇数が先手 偶数が後手

これなら何手目かというのもすぐにわかるのでお勧めです



3.ソフトと検討する

同じ棋譜をソフトに読み込ませて棋譜解析させます

そして形勢グラフや候補手からポイントはどこかを検討します

また、別の手の場合はどのように変化するのかも検討します

ソフト検討、感想戦のやり方はこちらの記事を参考にしてください

実戦で学ぶ



4.検討結果をノートに書く

またさっきの画像をみてください

僕はアンダーバー①~③とこの将棋のポイントと思う部分 対局中に悩んだ部分などを線を引いています

そして下の余白にそれぞれ3でやった検討結果を元にメモをしています ここのメモ欄の先手後手の表記はめんどくさくても▲△がいいでしょう



5.強くなってから並べる

これは別にしなくてもいいんですが、過去の自分の棋譜を並べると

この時なんでこんな手指してたんだよwww
とか
今ならここはこの手ひと目だよな~
とか
定跡わかってなかったなー
とか

いろいろ思うことがあります


そして

「あのころに比べて強くなったな」

と実感できます


この実感することが大事で、もっと頑張ろうとモチベーションアップにも繋がります





この自分の対局の棋譜をノートに取るということの狙いは


棋譜並べと感想戦を同時にできる


ということです

へっぽこの自分の棋譜をですが、棋譜をノートに書いてますので符号に強くなりますし、一応棋譜並べにも分類されると思います

また、書いた後に検討してメモを残しますね
これで感想戦をしています


定跡書を読むことが苦手の人の多くは符号に慣れていないという原因が大きいと思います

そんな人はまず自分の棋譜をノートに書いてみてください

自分の棋譜なら自分の指した手なので自分なりの手の意味があるはずです

プロの棋譜を並べたりノートに取るよりはかなり簡単だと思います


符号に慣れればそれだけ他の勉強も捗りますし、感想戦も一緒に行えるので、自分の棋譜ノートはオススメです


まとめ
・リアルタイム棋譜記録は旅行先での写真
・自分の棋譜記録は卒業アルバム


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相掛かりでハメる!-その3-  

初手から
▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△87歩▲23歩△88歩成▲同銀△35角▲28飛△57角成▲22歩成△同銀▲36角(基本図)
相掛かり4

基本図からの選択肢は

1-1.△62飛と角成を防ぐか
1-2.△67馬と攻め合うか
1-3.△32金と将来の飛車成りを防ぐか

です

今回は
1-3.△32金
相掛かり16
この手は相当厄介で、僕も対策に手を焼きました
よって、本当に正しいかどうかわかりません(もともと▲78金省いて定跡に挑戦しているので悪くなるのは当然です)

単に▲63角成は馬の差でマズそうです

よって、▲58金左1度馬に当てて△56馬に▲63角成とします




相掛かり13

この手に後手が金で馬を弾いてきたら▲96馬と引いておいて以下力戦です

厄介そうなのが、△86飛と走ってくることです
何かしないと次に飛車が成られてしまって負けですので

ここは▲53馬とします

相掛かり17

飛車取りですので、飛車を動かしますが、△88飛成とすると先手の罠にハマリます

△88飛成には▲22飛成とする手があります


相掛かり14

△同金は▲42銀で詰みなので、何かしら暴れてきますが、冷静に対処すれば、やはり先手が勝つでしょう




よって、▲53馬には△82飛と引いて飛車の横利きで守りますが、▲26飛△74馬▲86歩として力戦になります

相掛かり15

先手は58金のかたちが悪いですが、1歩得なので互角でしょう


もっといい先手の策があれば教えてほしいです

この戦型はまだまだ未開拓だと思っているので狭い変化のなかおもしろい鉱脈を探っていきたいですね


おさらい
▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△87歩▲23歩△88歩成▲同銀△35角▲28飛△57角成▲22歩成△同銀▲36角△32金▲58金左△56馬▲63角成△86飛▲53馬△82飛▲26飛△74馬▲86歩


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駒の特性と相性-玉-  

最後は玉です


玉の特性

・取られると負け
・全方向に利きがある


・取られると負け
玉は取られる(詰む)と即負けです
どれだけ駒得していようが、詰むと負けです

逆に取れば勝ちです

ヘボ将棋 王より飛車を可愛がり

という格言があります

将棋は確かに飛車を取ると有利になりやすいゲームですが、勝ちではありません

しかし、玉を取ると勝ちなのが将棋です


自分の玉を取られない工夫をして、相手の玉を取る工夫をするのが将棋です

玉飛接近すべからず

という格言もあるように飛車と玉は離れた場所に設置した方が負けにくくなります
逆に相手が玉飛接近になればチャンスです



・全方向に利きがある
桂馬のように特殊な動きができたり、飛車角のように無制限にいくとこはできませんが

自分の周り1マスならどこでもいけます

玉の潜在能力は見た目以上に高いです

最終盤に負けそうになっても玉本来の性能の高さを活かして凌ぎ切る局面も少なくはないので最後まで諦めないことが大事です




玉が得意な駒 苦手な駒 相性の良い駒

玉は取られると1発負けの特別な駒なので省きます

あえて言うなら

金銀3枚の囲い
玉と飛車は離す
玉のコビンに注意することです



今回で駒の特性と相性の記事を終わります

最後の方は能力の高い駒ばかりだったので少し内容は薄かったかもしれませんが、能力の低い駒を限界まで使いこなし、能力の高い駒を宝の持ち腐れにしないことが将棋の強い人です



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相掛かりでハメる!-その2-  

初手から
▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△87歩▲23歩△88歩成▲同銀△35角▲28飛△57角成▲22歩成△同銀▲36角(基本図)
相掛かり4

実は基本図前の▲36角ではなく、▲45角とする方が一般的なのですが、ここでは▲36角に絞って研究をします(大差はないと思います)

そして、基本図からの選択肢は

1-1.△62飛と角成を防ぐか
1-2.△67馬と攻め合うか
1-3.△32金と将来の飛車成りを防ぐか

です

今回は

1-2.△67馬

です

相掛かり7
桂取りですが、無視して▲63角成とします
△62銀などで弾くと、▲22飛成で先手勝勢なので、構わず△89馬と桂馬を取ります

そして、ここで▲62歩が軽手!

相掛かり8

銀や金で取ると▲41馬~▲22飛成で先手勝勢

放置すのこともできないので△同飛の一手ですが、▲同馬△同銀▲22飛成と進み先手良しです

次に桂香を取る狙いがあるので、後手は△12馬と引くぐらいですが・・・

相掛かり9

あっさり、▲同竜△同香と交換をします

そして▲52歩が手筋の一手で後手がしびれています

相掛かり10

同玉や同金左や42玉は王手で飛車を打てるので、△同金右で取りますが

▲82飛と打ってよしです

以下は実戦の変化ですが

△92角と頑張ってきました

すぐに▲83銀は△71銀とされて難しいので、1度▲63歩と叩きました


相掛かり11

この手に△同金は▲72銀が厳しいので△同銀ですが、そこで▲83銀と打ちます

以下、△89飛と攻め合ってきましたが、▲92銀成△88飛成に▲81飛成△42玉▲23角が攻防の決め手でハッキリ勝ちになりました


相掛かり12

この角が▲41龍までの詰めろになっていて、自玉の△67桂の詰めろを防いでいます


おさらい
初手から
▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△87歩▲23歩△88歩成▲同銀△35角▲28飛△57角成▲22歩成△同銀▲36角△67馬▲63角成△89馬▲62歩△同飛▲同馬△同銀▲22飛成△12馬▲同龍△同香▲52歩△同金右▲82飛△92角▲63歩△同銀▲83銀△89飛▲92銀成△88飛成▲81飛成△42玉▲23角


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category: ハメ取り相掛かり

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相掛かりでハメる!-その1-  

今回から相掛かりの研究をしていきたいと思います
まず下図では、▲78金とするのが正解で、図のようにいきなり▲24歩と仕掛けるのは先手無理筋だとされているのが通説です
相掛かり1
僕は、このいきなり▲24歩とする仕掛けに対して後手を持って完璧に咎める方法がわからなかったので研究してみると、完璧な手順でようやく後手やや良しぐらいにしかならりませんでした
それどころか、後手は完璧に対応を知っていないと、いきなり先手優勢になる変化が多く、アマチュアでは相当有力であると思いました
定跡書では図からは、△同歩▲同飛△86歩▲同歩△87歩と先に歩が打てるので、後手よしとなっています

もう少し進めて、▲23歩△88歩成▲同銀△35角と打った局面が後手よし言うことが相掛かりの定跡であり、常識でした


相掛かり2
この局面で先手は▲28飛と引く一手ですが、△53角成と馬を作られ▲22歩成として下図


相掛かり3
この図が後手良しの理由は後手だけ馬ができるので、馬得で後手よしだということです
しかし僕はこの局面は先手が誘導した局面とも取れるので、研究をしている先手のほうがやれると思っています

この局面での後手の選択肢は

1.△同銀
2.△同飛
です


1.△同銀

自然に見えるこの手は悪手で、▲36角という切り返しがあります

相掛かり4

ここでまたしても後手の分岐点です

角成りを防ぐ手で金や銀を動かすと▲22飛成とされて早くも先手勝勢になってします
よって

1-1.△62飛と角成を防ぐか
1-2.△67馬と攻め合うか
1-3.△32金と将来の飛車成りを防ぐか

だと思います


1-1.△62飛車
相掛かり5

この手には▲52歩が軽手で、金や玉で取ると飛車成りが来るので、△同飛ですが
▲63角成とされて、次の桂取りを受けなければなりません
△72銀などは、▲52馬△同金(左右どちらでも玉でも結果は同じ)▲22飛成とされて先手勝勢なので
▲63角成には、△82飛と戻る一手ですが

▲81馬と構わず桂を取って、△同飛に▲22飛成が実現し先手勝勢です



相掛かり6



次回は1-2の変化を研究したいと思っていますが、今回の変化だけでも後手が対応を知らないとすぐに先手勝勢になりました

ハメ手満載ですが、定跡じゃダメだったからと切り捨てるには惜しい戦法だと思い取り上げました


ツイキャスの方で戦法名を募集したところ
ハメ手満載でいきなり24歩~同飛と歩を取ることから

「ハメ取り相掛り」という名前に決定しました

決して、卑猥な意味は一切ございません


おさらい
初手から
▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△87歩▲23歩△88歩成▲同銀△35角▲28飛△57角成▲22歩成△同銀▲36角△62飛▲52歩△同飛▲63角成△82飛▲81馬△同飛▲22飛成

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category: ハメ取り相掛かり

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駒の特性と相性-飛車-  

今回は飛車です

飛車の特性
・縦、横に無限にいける
・斜めにはいけない
・成ると龍



・縦、横に無限にいける

香車という駒は前方には無限にいけました
飛車も同じく前方に無限にいけます

さらに飛車は後ろへも無限に左右にも無限にいけます


文字通り縦横無尽です

飛車を上手く使うコツは香車との違い
つまり
後ろと左右の利きを意識することです



・斜めにはいけない
しかし、飛車は斜めに利きがありません
よって、飛車のコビン(斜めのライン)が弱点になります



・成ると龍
龍になると飛車の利きをそのままに、斜めにもそれぞれ1マスずつの利きが増えます

やはり、そうなると最強の駒になりますので自分はこの龍を作ることを、相手に龍を作られないことが重要になります




飛車が得意な駒

難しいですね
飛車は最強の攻撃力をもつ駒なので、全ての駒に強いといいたいです
ポケモンでいえばガブリアスです




飛車が苦手な駒

角です

あえて言えば角です

飛車のコビンが急所なので、そこを狙われる角が苦手ですね



飛車と相性のいいコンビ

銀です

単体性能が高い飛車ですが、銀の援護があるとさらに攻撃力が増します
棒銀が最たる例です



今回は画像なしになりましたが、飛車という駒は単純で1番強い駒なので、小技を使う必要があまりないというか、誰が使っても飛車は飛車

使い方の優劣がつきにくい駒です

将棋はこの飛車の取り巻きをいかにうまく使うかが勝負をわけます



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category: 将棋 勉強

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逆転のメカニズム 感想  

矢内さんを諦めたことで有名な山崎隆之さんが書いた逆転のメカニズムという本をご存知でしょうか?

内容はNHK将棋講座に昔、掲載されていた「山崎隆之のちょいワル逆転術」をまとめたものです


山崎さんの自戦記解説の本といっても良いのですが、この本の目玉は「全ての棋譜が山崎さんの逆転勝ちの将棋」であることです


快勝譜ではなく逆転なのでどこか苦しい部分があり、本書の棋譜解説は苦しい局面からはじまります



流れは下のような感じです

・互角の局面から悪くなる
・悪くなった局面がテーマ図
・テーマ図から次の一手問題が出題
・次のページに平凡な手(逆転できない手)と逆転に繋がる手が解説される
・以下はっきり逆転するまで解説される

そしてテーマ図には、チョイワル度といって具体的にどれほど差があって悪いのかを「駒の損得」「駒の効率」「玉の安全度」をそれぞれ指数で表しています

僕はこのチョイワル度という指数がとてもわかりやすく参考になりました

ソフトは、局面を+500点のように判断しますが、駒の損得、効率、玉の安全度 どの評価がそれぞれ何点かは人間にはわかりません
それを細かく説明できるのが人間であり、プロの技だと思います

パッと見で互角の局面でも、プロの目からみると悪かったりとプロの大局観がわかります


また、逆転へ繋ぐチョイワル心理作戦という対局術を教えてくれるので、悪くなって諦めそうになる局面が自分の対局でも出ても、この心理戦術を頼りに手を考えることができるようになりました



各章は戦型別にわかれているので、居飛車党振り飛車党どちらも楽しめます


章の終わりには全ての棋譜が初手から投了まで載っているので、棋譜並べもできます


僕はこの本が今まで読んできた棋書の中で1番好きです


・悪くなった将棋を立て直すことは構想力を養えます=序盤力中盤力が上がる
・逆転術を学ぶことで簡単に負けなくなり、反対に逆転もされにくくなります=将棋に深みが出る




山崎さんの将棋は独創的でおもしろいので、何回並べていても飽きません
僕はこの本に載っている棋譜を3回ずつは少なくても並べていますし、この本を読んでかなり爆発的に棋力が上がりました

やはり、勝ちきる力と、簡単に負けない力が大きく伸びたのが棋力アップにつながったと思います



もし、何か本を買いたいと思うけど、何買うか悩んでいるという人は逆転のメカニズムをおすすめします


逆転のメカニズム (マイナビ将棋BOOKS)逆転のメカニズム (マイナビ将棋BOOKS)
(2013/01/23)
山崎 隆之

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category: 将棋 棋書レビュー

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横歩取り△45角戦法を完璧に対策する-その10-  

初手から
▲76歩△34歩▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲78金△32金▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△同飛▲34飛△88角成▲同銀△28歩▲77角
45角戦法26

ここで後手の選択肢は

1.△29歩成
2.△76飛
3.△88飛成

です

3.△88飛成


45角戦法41
この手には▲同角と取ります
次に▲11角成が厳しいので、後手は何か受けなければなりません
△33歩は▲24飛が激痛
△33桂は▲28銀と手を戻せば歩得が大きく先手よし
よって、△33銀として下図

45角戦法42
ここは▲同角成と▲同飛成がありますが、僕のオススメは▲同飛成として、先手の角を盤上に残しておくほうが厳しいと思います
図から▲同飛成に△同桂に▲28銀と歩を払い△86歩と垂らしてきますが、▲21飛と打ち込みます
次に、▲33角成がとても厳しい狙いなので、△45桂と逃げますが、それでも▲33角成として下図


45角戦法43
この手で先手優勢です
△同金は▲31飛成が厳しすぎるので、△62玉と逃げますが、▲24馬と桂成を防ぎます
以下、△87歩成には▲79金と引いておき、△88角と打ち込めば、▲同金△同と
そして▲35馬と桂取りに行って下図

45角戦法44
ここから後手は何かしら暴れるしかないですが、どれも明らかに無理攻めです


おさらい
▲76歩△34歩▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲78金△32金▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△同飛▲34飛△88角成▲同銀△28歩▲77角(基本図)
△88飛成▲同角△33銀▲同飛成(飛車でいく)
△同桂▲28銀△86歩▲21飛△45桂▲33角成(この手が厳しい)
△62玉▲24馬△87歩成▲79金△88角▲同金△同と▲35馬(先手優勢)


おさらい2
おさらい
▲76歩△34歩▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲78金△32金▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△同飛▲34飛△88角成▲同銀△28歩▲77角△88飛成▲同角△33銀▲同飛成△同桂▲28銀△86歩▲21飛△45桂▲33角成△62玉▲24馬△87歩成▲79金△88角▲同金△同と▲35馬


今回で△45角戦法の記事は一旦終了とします
結論としては△28歩に▲77角としたほうがより明快に有利になれると思います
△45角戦法が恐くなければ先手番でどんどん横歩を取ることができるようになるので、横歩取りをやっていきましょう!


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category: 横歩取り45角戦法

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横歩取り△45角戦法を完璧に対策する-その9-  

初手から
▲76歩△34歩▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲78金△32金▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△同飛▲34飛△88角成▲同銀△28歩▲77角
45角戦法26
ここで後手の選択肢は

1.△29歩成
2.△76飛
3.△88飛成

です

2.△76飛

45角戦法33
後手も横歩を取った手ですが、先手は▲28銀と歩を1回払います
以下、△27歩と叩き(取れば△45角で両取り)▲39銀△26飛▲38金△33歩(角成を防ぐ手。△33桂は2枚換えにされる)▲84飛△28角として下図

超手数進めましたが、一直線の変化です

45角戦法34
ここで▲同銀とするといわゆるお手伝いになってしまいかえって後手の攻めが早くなってしまいます
よって、▲81飛成と攻めあい
△19角成に▲74歩として下図



45角戦法35
この歩が早い攻めで先手よしになります
△同歩と取ると、▲73桂が激痛なので後手はこの歩を取れません
よって、△28歩成▲73歩成として下図

45角戦法40
ここでようやく分岐点です
A.攻めあいの△38と
B.一度逃げ道を作る△42金
です

A.△38と
45角戦法36
以下、▲64と△29飛成▲95角△42玉▲71龍△39龍▲68玉△71金▲54桂
と一直線に攻めあい下図

45角戦法37
これは即詰みで、△同歩に▲53銀とぶちこめば簡単な詰みです
よって攻めあいは先手勝ちです


B.△42金
45角戦法38
攻め合うと後手は金銀が壁になっているので、詰んでしまいました
よって一度逃げ道を作ります
以下、▲95角△38と▲72と△41玉▲61と△29飛成▲24歩
として下図

45角戦法39

この局面は次に▲51角成△32玉▲23金までの詰めろです
受けるなら△24同竜か△22香ぐらいですが、▲71龍と銀を補充しながら龍を活用して先手一手勝ちです
先手玉は▲68玉と上がれば相当詰まないかたちなので大丈夫です


よって、後手は基本図から△76飛と横歩を取ることはできません



おさらい
▲76歩△34歩▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲78金△32金▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△同飛▲34飛△88角成▲同銀△28歩▲77角(基本図)
△76飛▲28銀△27歩▲39銀△26飛▲38金△33歩▲84飛△28角▲81飛成△19角成▲74歩(取ると73桂)
△28歩成▲73歩成△42金(△38との攻め合いは後手負け)
▲95角△38と▲72と△41玉▲61と△29飛成▲24歩(先手一手勝ち)

おさらい2(コメントなし)
おさらい
▲76歩△34歩▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲78金△32金▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△同飛▲34飛△88角成▲同銀△28歩▲77角△76飛▲28銀△27歩▲39銀△26飛▲38金△33歩▲84飛△28角▲81飛成△19角成▲74歩△28歩成▲73歩成△42金▲95角△38と▲72と△41玉▲61と△29飛成▲24歩


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category: 横歩取り45角戦法

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横歩取り△45角戦法を完璧に対策する-その8-  

初手から
▲76歩△34歩▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲78金△32金▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△同飛▲34飛△88角成▲同銀△28歩▲77角
45角戦法26

ここで後手の選択肢は

1.△29歩成
2.△76飛
3.△88飛成

です



1.△29歩成

45角戦法27

一気に攻めあいを目指す手ですが、▲86角△39と▲同金
と進め駒割は飛車と金銀交換で先手の駒損ですが、先手は▲53角成などの手が残っています


45角戦法28

ここで、後手がまだ攻めるか1度受けるかで展開が変わります

A.後手がまだ攻める場合

△55桂▲53角成△47桂不成▲68玉△39桂成▲32飛成

と一直線に進みます
45角戦法29
この飛車成が詰めろで
△同銀は▲42金で詰なので△41金と受けるぐらいですが、▲21龍と桂馬を取っておいて先手勝勢です


B.1度受ける場合
▲53角成とされるとマズいので、後手は△52玉と受けます
以下
▲22歩に△45角と打ち飛車取りと角成を狙いますが、▲32飛成△同銀とバッサリ切って▲55飛と打って先手よし

45角戦法30

以下一例をあげると
△64銀▲45飛△33桂▲85飛△27桂▲49金△82歩▲41金と打ちます

この金打ちは△23銀と逃げると▲41角~▲64角とするのが狙いです
45角戦法31

ですので△28飛▲79銀△41銀と逃げますが、▲77角△19桂成▲33角成△51金としますが△44桂と打ち以下即詰みです

45角戦法32


おさらい
初手から
▲76歩△34歩▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲78金△32金▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△同飛▲34飛△88角成▲同銀△28歩▲77角(基本図)
△29歩成▲86角△39と▲同金△52玉(△55桂は先手よし)
▲22歩に△45角▲32飛成△同銀▲55飛(先手よし)
△64銀▲45飛△33桂▲85飛△27桂▲49金△82歩▲41金(厳しい手)
28飛▲79銀△41銀▲77角△19桂成▲33角成△51金△44桂(以下詰み)

おさらい2(コメントなし)
初手から
▲76歩△34歩▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲78金△32金▲24歩△同歩▲同飛△86歩▲同歩△同飛▲34飛△88角成▲同銀△28歩▲77角△29歩成▲86角△39と▲同金△52玉▲22歩に△45角▲32飛成△同銀▲55飛△64銀▲45飛△33桂▲85飛△27桂▲49金△82歩▲41金28飛▲79銀△41銀▲77角△19桂成▲33角成△51金△44桂

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category: 横歩取り45角戦法

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